【2026年版】創業直後でも作れる法人口座|ドコモSMTBネット銀行
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法人を設立して、登記が完了して、いよいよ事業開始。
……のはずが、法人口座が作れずに止まっている。請求書に振込先が書けないので、売上の入金予定も立たない。
この記事は、そこで詰まっている方に向けて書いています。結論から言うと、**法人口座は1つに絞る必要はありません。** メインバンクの審査を待ちながら、並行して使える口座を作っておくのが現実的です。
その選択肢のひとつとして、ドコモSMTBネット銀行の法人口座を、手数料の実数値まで含めて調べました。良いところも、向いていないところも、両方書きます。
第1章:登記が終わってからが、本当のスタートだった
法人の設立手続きを終えたとき、正直「これで終わった」と思っていました。
定款を作って、公証役場に行って、法務局に申請して、登記完了。ここまでで数週間。やっと事業に集中できる、と。
ところが、次の壁がありました。**法人口座が作れない。**
法人設立、やっと登記まで終わりました。あとは口座を作るだけですよね

そこが一番時間かかるとこだよ。もう申し込んだ?

はい、メインで使ってる銀行の窓口に行きました。審査に2〜3週間かかるって言われて……

登記簿謄本、印鑑証明、事業計画、オフィスの賃貸借契約書。あのへん全部揃えた?

揃えました。それでも即答はもらえなくて

法人口座の審査が厳しくなったのには背景があります。マネーロンダリングや振り込め詐欺への対策として、金融機関に対する本人確認・実態確認の要求が年々強くなっているためです。
そのしわ寄せが、**実績のない創業直後の法人**に集中します。
## 口座がないと、売上が入ってこない
問題は、待っている間も事業が止まらないことです。
– 請求書に振込先が書けない
– 取引先に「まだ口座がなくて」と言えない
– 経費の支払いを、代表者個人の口座から立て替えるしかない
最後のものが、後から地味に効いてきます。個人の口座から法人の経費を払うと、会計処理は全部「役員借入金」になります。決算のときに、その一件一件を仕訳する羽目になります。
とりあえず自分のカードで払っておけばいいかと思ってました

それをやると決算のときに泣くよ。法人と個人のお金は、最初から分けたほうがいい。分けるには口座がいる

じゃあ口座ができるまで、事業を止めるしかないんですか?(:_;)

そんなことないよ! 都銀の審査を待ちながら、並行してネット銀行に申し込んでる人は多い。口座って1つに絞る必要ないから

ここが、この記事で一番伝えたいことです。**法人口座は、複数持っていい。**
メインバンクとの関係を作るのは大事です。融資を受けるなら、なおさら。でもそれと、**今すぐ動かせる決済用の口座を持つことは、まったく別の話**です。
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# 第2章:最短翌日から使える、という選択肢
ドコモSMTBネット銀行は2007年に開業したネット専業銀行です。もともと住信SBIネット銀行という名前で、NTTドコモグループ入りを経て現在の名称になりました。
法人口座の特徴を、公式サイトは5つ挙げています。
1. 振込手数料が安い(口座維持手数料・IB利用料も0円)
2. オンライン完結で開設でき、最短翌日から使える
3. 口座開設でデビットカードがついてくる
4. 法人口座アプリで取引・承認まで完結
5. 事業性融資daytaの案内が届く
このうち、創業期に一番効くのが2番です。
ネット銀行って、逆に審査が厳しそうなイメージがあるんですけど…。

ここは創業期の法人の利用が多い銀行だよ。もちろん審査はあるけど、『設立したばかりだから』という理由だけで門前払いにはならない

書類の準備がまた大変そうで……

必要書類は運転免許証、って公式サイトに書いてある。来店も不要。WEBから24時間365日申し込める

登記簿謄本を取りに行かなくていいんですか?

そこは念のため公式サイトで最新の条件を確認して。ただ、窓口に行って書類の束を出すのとは、明らかに手間の量が違う

申込はWEBサイトから
ひとつ注意点があります。**申込はWEBサイトから行ってください。**
アプリは口座ができた後に使うものです。順番を間違えると、手続きをやり直すことになります。
アプリから申し込んだほうが早そうな気がしますけど…

順番が逆なんだよ。WEBで申し込む → 口座ができる → アプリを使う。アプリは残高確認とか振込の承認とか、開設後の運用のためのものだから

## 口座は「使い分ける」もの
ネット銀行に切り替えるとき、多くの人が「今の銀行を解約しなきゃ」と考えます。その必要はありません。
– メインバンク:融資の相談、大口の資金管理、対外的な信用
– ネット銀行:日常の振込、経費のカード決済、資金の出し入れ
この分け方をしている法人は珍しくありません。むしろ規模が大きくなるほど、口座は増えていきます。
口座が増えると管理が面倒じゃないですか?

役割を決めておけば逆にラクだよ。『支払いは全部この口座から』ってルールにすると、通帳を見るだけで支出が全部わかる

# 第3章:振込手数料、年間でいくら違うか
法人口座を選ぶとき、多くの人が最後まで比較しないのが振込手数料です。
理由ははっきりしていて、1件あたりの金額が小さいからです。1件数百円。個人の感覚だと「まあいいか」で流せる金額です。
ただ、法人になると振込の件数が個人とは桁違いになります。外注費、家賃、仕入、税金、給与。月に何件振り込んでいるか、数えたことはあるでしょうか。
手数料って1件数百円ですよね。そんなに変わります?

1件だけ見たらね。でも法人は件数が違うから。マナブくん、先月何件振込した?

えーと……外注さん3人、家賃、サーバー代、税理士さん……20件くらいかな

年間240件だね。1件400円の銀行と145円の銀行だと、差額はいくら?

……6万円ちょっと。えっ、そんなに違うんですか!?!?

これ、何かを我慢して浮かせるお金じゃないんだよね。振込先を変えるだけで消えるコスト

## ドコモSMTBネット銀行の手数料水準
2026年9月時点の法人口座の手数料は次のとおりです。
同行あて振込 |0円
他行あて振込 145円(振込金額に関わらず一律)
口座維持手数料 0円
インターネットバンキング利用料 0円
|ATM預入・引出 110円(ゆうちょ銀行のみ330円)
注目してほしいのは、他行あてが **振込金額に関わらず一律145円** という点です。多くの銀行は「3万円未満/3万円以上」で手数料が変わります。金額が大きい振込ほど、差が開きます。
**まずはご自身の口座の手数料を確認してみてください。** 通帳やネットバンキングの明細に、振込手数料の欄があるはずです。そこに月いくら書かれているかを見てから、この先を読んでいただくと実感が違うと思います。
## 使うほど安くなる「振込優遇プログラム」
さらに、他行あての振込件数に応じて手数料が下がる仕組みがあります。
|前々月の他行あて振込件数 | 他行あて振込手数料(税込)
|5回未満 145円
5回以上 140円
20回以上 135円
50回以上 130円
毎月1日に前々月の実績で判定され、その月の月末まで適用されます。
こういう優遇って、条件が厳しくて結局届かないパターンじゃないですか?

5回でしょ。事業をやってたら普通に超えるよね。しかも判定されるのは他行あての件数だから、日常の支払いをこの口座に寄せていくだけで自然に上がっていく

逆に、条件をクリアできなくても145円のままってことですか

そう。下がることはあっても、上がることはない。そこは気楽

※ただし、この優遇プログラムには適用範囲があります。
– 対象支店は法人第一支店(106)、第一ビジネス営業部(301)
– 総合振込サービス、マネータップ振込、振込APIは、集計にも適用にも含まれない
総合振込を使う予定がある場合は、そちらは一律145円になると考えておいてください(総合振込は初期登録料・月間基本料が0円なので、使うこと自体にコストはかかりません)。
## 開設直後の2ヶ月は月10回まで無料
見落とされがちですが、地味に効くのがこれです。
**口座開設月の当月と翌月は、振込手数料が月10回まで無料**になります。
創業直後は、開業関連の支払いが一時的に集中する時期です。ちょうどその山を、手数料ゼロで越えられる設計になっています。
開設したてが一番バタバタして、一番振込が多い時期ですもんね

そこを無料にしてくるのは、わかってるなと思う。逆に言えば、口座を作るなら支払いが増える前がいいってこと

※ ここでいう口座開設日は、申込内容がシステムに登録された日を指します。口座開設完了メールが届いた日とは異なる場合があるため、無料期間を活用したい方は早めに使い始めてください。
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# 第4章:クレジットカードが作れなくても、決済手段は手に入る
法人成りした人がだいたい一度はぶつかる壁があります。**法人クレジットカードの審査**です。
法人カード、申し込んだんですけど落ちました……(´;ω;`)ウゥゥ

あるあるだね。クレジットカードは信用審査だから、決算書がない1期目は不利なんだよ

でも広告費とかサーバー代とか、カードがないと払えないものが多くて

そこでデビットカードなんだよね。口座の残高の範囲で使う仕組みだから、与信枠っていう考え方自体がない

ドコモSMTBネット銀行は、**法人口座を開設するとデビットカードがついてきます**。新規口座開設時の発行手数料は0円です。
与信枠がない、という強み
デビットカードは、使ったその場で口座から引き落とされます。クレジットカードのように「限度額の中で借りて、翌月まとめて払う」わけではありません。
これが創業期には効きます。
1ヶ月3億円って、どういう規模の話ですか?

上限としてはそこまで設定できるってこと。実務的には『枠が足りなくて広告が止まった』みたいな事故が起きにくい、って理解でいいと思う

クレジットカードだと、それが起きるんですね

創業期は枠が数十万円ってこともあるからね。広告を回してる会社だと一瞬で埋まる

ポイントは現金化できる
利用金額1,000円ごとにポイントが貯まり、**1ポイント=1円で現金に交換できます**(500ポイント以上、100ポイント単位)。
法人にとって、これは地味に重要な差です。使い道の限られたポイントではなく、口座に戻せる形になっている。経費で払ったものが、そのまま現金として返ってくる計算になります。
還元率はカードによって変わります。
1.0%のほうがよくないですか?

年会費が11,000円かかるよ。0.8%と1.0%の差は0.2%だから、年会費の元を取るには年間550万円くらい決済しないと計算が合わない

……うちの規模だと厳しいですね

だよね。出張が多くて保険やラウンジを使うならアリだけど、そうじゃないなら年会費無料のほうでいいと思う。後から切り替えることもできるし

なお、Visaブランドのデビットカードも選べます。仕入先や決済サービスの対応ブランドに合わせて選んでください。
何に使うか?
想定されている使い道は、経費のなかでも「毎月必ず発生する、金額が読めるもの」です。
– 会計ソフト(freeeなど)の月額利用料
– サーバー代、各種SaaSのサブスクリプション
– 備品・消耗品のネット購入
– 広告費の支払い
利用のたびに通知メールが届き、明細はスマホやPCから確認できます。
経費の管理って、結局どれが一番ラクなんですかね?

支払いを1ヶ所に寄せることだよ。口座とカードが同じ銀行だと、明細が全部そこに集まる。経理を自分でやってるなら、この差は大きいと思う

レシートを追いかけなくてよくなるのか!

現金払いを減らすのが一番効く。デビットは残高が減るから使いすぎようがないし、創業期の資金管理とも相性がいいよ

# 第5章:資金繰りの「保険」は、口座を使いながら育てる
法人口座の付随サービスに、事業性融資dayta(デイタ)という商品があります。
これは少し変わった仕組みなので、正確に説明します。**「申し込んだら借りられる融資」ではありません。**
## 仕組み
1. 法人口座を一定期間利用する(所定の条件を満たす必要があります)
2. 条件を満たした法人に、毎月「借入条件のお知らせ」が届く。内容は借入可能額と借入利率
3. お知らせを受け取っている法人だけが、オンラインで借入を申し込める
4. 審査を経て、可決の場合に融資が実行される(最短当日)
つまり、**借入条件は口座の入出金実績から算出されます。** 決算書の提出が不要なのは、決算書の代わりに口座の動きを見ているからです。
決算書不要ってことは、創業したてでもすぐ借りられるんですか?

そこは誤解しやすいところ。まず口座を使って実績を作らないと、そもそも『お知らせ』が届かないんだよ

じゃあ今すぐの資金調達には使えない?

使えない。これは『将来の選択肢を育てておく』タイプの商品。今日の資金繰りを解決するものじゃないよ

なんだ……

でも考えてみて。日常の支払いをこの口座から出すだけで、決算書を作らなくても借入の窓口が育っていくんだよ。何もしなくていい、っていうのが地味にすごい

## 商品の条件(2026年9月時点)
| 項目 | 内容 |
|—|—|
| 対象 | 「借入条件のお知らせ」を受け取っている法人 |
| 借入可能額 | 50万円〜3,000万円(10万円単位) |
| 借入利率 | 顧客ごとに通知(固定金利) |
| 返済方法 | 元金均等分割返済、返済回数12回(最長13ヶ月未満) |
| 保証人・担保・保証料 | 不要 |
| 事務取扱手数料 | 契約金額の2.2%(税込) |
| 資金用途 | 運転資金のみ(設備資金には利用不可) |
| 繰上返済 | 可能(全額繰上返済のみ、手数料不要) |
**注意していただきたい点を3つ。**
– **審査があります。** 申し込めば必ず借りられるものではありません
– **事務取扱手数料が契約金額の2.2%(税込)かかります。** 金利とは別です。100万円借りるなら22,000円。短期の借入では、この手数料が実質的なコストの大きな部分を占めます
– **返済期間が最長13ヶ月未満と短め**です。設備投資のような長期資金には向きません。あくまで運転資金のつなぎです
手数料2.2%って、けっこう大きいですね

そこは正直に見ておいたほうがいい。金利だけ見て判断すると計算が狂う。日本政策金融公庫みたいな長期・低利の融資とは、そもそも用途が違う商品だと思ったほうがいいよ

使い分けるってことですね

そう。腰を据えた資金調達は公庫や信用保証協会。急な入金遅れをしのぐつなぎがdayta。両方持っておくのが理想だね

# 第6章:開設手順と、忘れずにやっておくこと
実際の流れです。
## 準備するもの
– 代表者の運転免許証(本人確認書類)
– 携帯電話番号
– 法人の基本情報(商号、所在地、事業内容など。登記事項がそのまま必要になります)
※ 法人の種類や状況によって追加の書類が必要になる場合があります。申込前に公式サイトの最新の案内をご確認ください。
## 流れ
1. **公式サイトの法人口座開設ページから申し込む**(WEBから。24時間365日受付、来店不要)
2. スマートフォンで本人確認を行う
3. 審査
4. 口座開設完了の連絡を受け取る(オンライン開設なら最短翌日から利用可能)
5. **初回ログインと初期設定を済ませる**
申し込んだら、あとは待つだけですか?

開設の連絡が来たら、その日のうちにログインまでやっちゃったほうがいいよ

後回しでもよくないですか?

いざ振り込もうとしたときに初期設定で詰まるのが一番困るんだよね。しかも急いでるときに限ってそうなる

# 第7章:向いている法人、向いていない法人
## 向いている
– **設立したばかりで、すぐに使える口座が必要な法人**
– **振込の件数が多い法人**(月5件を超えると優遇プログラムの対象になります)
– **法人クレジットカードの審査が通らない、または枠が足りない法人**
– **代表者ひとりで経理も回している法人**(明細が一箇所に集まる利点が大きい)
– **決済用のサブ口座を増やして、コストを下げたい法人**
## 向いていないかもしれない
– **現金の入出金が多い業種**。ATM手数料が入出金それぞれ110円(ゆうちょは330円)かかります。飲食や小売のように毎日現金を扱う事業では、ここが積み上がります
– **窓口で相談しながら進めたい方**。実店舗がありません
– **長期・大型の設備資金を借りたい法人**。daytaは運転資金専用で、返済期間も最長13ヶ月未満です
– **すでにドコモSMTBネット銀行に法人口座をお持ちの法人**。1法人で複数の申込はできません
向いてない条件、意外とはっきりしてますね

ネット銀行は万能じゃないからね。得意なところがはっきりしてる分、苦手なところもはっきりしてる

うちは現金をほとんど扱わないから、大丈夫そうです

なら向いてる側だね。あとはメインバンクとの付き合いをどうするかだけど、それは口座を作ってから考えても遅くないよ

## 注記
※ 本記事に記載の手数料・金利・還元率・サービス内容等は2026年9月2日時点のものです。最新の情報および詳細な適用条件は、公式サイトおよび商品概要説明書をご確認ください。
※ 法人口座の開設および事業性融資daytaのご利用には、所定の審査があります。審査の結果、ご希望に添えない場合があります。
※ 事業性融資daytaは、当社所定の条件を満たし「借入条件のお知らせ」を受け取っている法人が対象です。
※ 振込優遇プログラムの対象支店は法人第一支店(106)、第一ビジネス営業部(301)です。総合振込サービス、マネータップ振込、振込APIは集計・適用の対象外です。
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