株主優待に釣られて損しない？初心者が知っておくべき注意点【優待投資の基本】

株主優待とは？初心者でもわかる基本の仕組み

株主優待とは、企業が一定の株数を保有している株主に対して、自社製品やサービスを特典として提供する制度です。

多くの優待は「100株以上を一定期間保有」していることが条件です。

代表的な株主優待の内容

• 🍜 すかいらーくHD（3197）：飲食代割引カード（年2回）
• 🛒 イオン（8267）：買い物代金キャッシュバック制度
• 🍔 マクドナルドHD（2702）：商品引換券（年2回）

優待投資のメリットとは？

✅ 家計の節約になる

外食券や金券がもらえることで、食費・日用品の支出を抑えることが可能です。

✅ 投資が楽しくなる

「優待が届く」という楽しみがモチベーションになり、投資を継続しやすくなります。

✅ 長期保有者への優遇もあり

企業によっては3年以上の保有者に特典を上乗せする制度もあります。

株主優待に釣られて損する落とし穴とは？

❌ 1. 株価が割高でも買ってしまう

優待に惹かれて高値で株を買うと、その後の下落で損失を被る可能性があります。

対策：PER（株価収益率）やPBR（純資産倍率）を確認し、割高でないかをチェック！

❌ 2. 優待の改悪・廃止リスク

※参考：2020年以降、株主優待の廃止・縮小は増加傾向にあります。

有名なケース：
🛑 オリックス（8591） → 2024年をもって優待廃止

対策：優待目的だけでなく、企業の業績や配当も確認することが重要です。

❌ 3. 配当利回りが低くなりがち

優待に予算を割いている企業は、配当金が少ないこともあります。
結果的に「利回りが低くなっていた」というケースも。

対策：優待＋配当＋株価のトータルリターンを意識しましょう。

優待投資に向いている人・向かない人

【まとめ】優待は「おまけ」として楽しむのが正解！

株主優待は、投資を身近に楽しむ“おまけ”として非常に魅力的です。
ですが、以下のような落とし穴には注意しましょう。

• 株価が高すぎる銘柄に手を出さない
• 優待の「改悪・廃止」が起こる前提で考える
• 配当や業績も忘れずにチェックする

📌 投資の基本は、企業の価値を見て資産形成をすること。
株主優待は、その延長にある“楽しみ”として活用しましょう。

masa

宅建士　AFP　サウナ・スパ健康アドバイザー

不動産業とファイナンシャルプランナーの経験を活かし、「暮らしに＋αを」をテーマに情報発信しているブログ運営者。 生活に役立つ知識やちょっと得するヒントを、“8つの末広がりの視点”でお届けします。 得意分野は、住まい選び・お金の知恵・副業のヒント・趣味のギターなど。 知識と経験、そして実際に使ってよかったモノやアイデアをリアルな視点でお届け中。 「＋α＝8（末広がり）」の意味と、 読んだ人の暮らしが少しでも前向きに広がるように、という思いを込めています。